割と毎年いってるけど、平日でも人が多すぎる。来年からはもういいかなという気がする。
さがみはらリニアひろば (神奈川県駅)
前に公開してたときはいけなかったが、リニューアルして再度オープンしたみたい。入口がだいぶ遠くに移動していた。
古い看板だともともとあった学校の名前が残っている。
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KDDI MUSEUM
むちゃくちゃ普通のオフィスビルの中にあるので入るのに緊張する。
アートギャラリーとミュージアムがある。それぞれ別途予約必要だけど、入館料(300円)は共通。
自由見学よりもツアー見学のほうが予約の枠が多く、行きやすい。90分だとしっかり全部見るのは難しいぐらいの量がある。内容からすると入館料はかなり安い
2013年閉館の国際通信史料館 (旧KDD小山送信所建物)の展示品をもってきて再構成しているらしい。
- 電話交換機は使われなくなったけどフォーンプラグは生きていて面白い
- 光ケーブルの中継器が思ったよりかなりデカい。光ケーブル自体は細い
- 真空管の検査装置がかなりよかった
ギャラリー
せっかくなのでギャラリーも見た。
モーリス・ド・ヴラマンクの絵があってちょっとびっくりした。日本画、洋画、ガラス工芸の展示。絵画はカバーアクリルに反射防止フィルムがあったりなかったり。反射防止されてるとカバーがないように見えるのでドキドキする。
同軸海底ケーブル、短波通信、衛星、光海底ケーブルとざっくりした流れがある。光ファイバーは理論上は無線より遅いので、将来的にはまた無線通信に戻ってくるんじゃないかという気がした。海底ケーブルは切断されたとき復旧が大変だし
NTT技術史料館
武蔵野市役所の近く、武蔵野クリーンセンターの隣にあるNTT武蔵野研究開発センタの中にある。木・金にあいてて自由に見学できる (無料)
手動電話交換機 自動電話交換機やら、局の建築とか、通信用トンネルとか、鉄塔の方式とか、光ファイバーの製法とかとにかくいろいろある。
光ファイバーの製法の展示ははじめて見たのでおもしろかった。中心に屈折率が違うコアがあるのが視覚でわかるように工夫されていた。
社会科見学の小学生向けの体験コーナーみたいなのがある一方で展示の内容はかなり細かく深くて難しい。
NTT局の建物構造とか鉄塔の建築方法もそうだけど、マンホールの構造の展示があって珍しい。
B1Fから3Fまであるし、交換機とかの展示のスケールがデカい。じっくり全部読んでたら1日では足りない。
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武蔵野クリーンセンター
自由に見学できる。武蔵野市役所の隣にある。市役所の隣にドンとゴミ処理場があるのは珍しく不思議な感じがする。2017年にできたもののようで新しく、ゴミ処理しているとは思えないようなシャレた感じになっている。
ゴミピットや灰ピットが見れるのはともかく運転を監視していて実際に仕事している部屋もフルガラス張りで見学できるのはすごい。
旧工場の建物が公共施設として残っていて、ゴミの投入口が間近で見れるようになっているのもおもしろい。
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造幣局 さいたま支局
工場を見てから展示を見た。工場は平日しか見れないが、工場で何の作業しているかは特に事前にはわからないので運。今回は通常の硬貨の製造は行われておらず、プルーフ硬貨と勲章の製造をやっているようだった。工場内は撮影禁止なので写真はない。
勲章を作る部屋は職人の机みたいなのがいっぱい並んでいて興味深かった。実体顕微鏡やら七宝焼き用の電気炉やらがあった。
なんか複式簿記がはじめて使われたのが造幣局の帳簿らしく、そういう展示もあった。
コイン君という手持ちの硬貨を入れるとサイズ・重さ・外見とかを検査して「しんだん書」を出してくれる機械があって、これがかなりシュールで面白かった。
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氷川神社
以前きたときは大宮から、氷川神社を参拝したあと参道を逆走したので、今回は ちゃんと(?)一の鳥居から2kmほど歩いてみた。
この参道は途中途中で道路が交差しているが、よく使うラストの1km以外は、横断歩道の設計がひどく、3回横断歩道を渡らないと参道を継続して歩くことができない。めんどくさい。
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横浜税関資料展示室 - 海上保安資料館横浜館 など
駅を出てすぐ目についたのでいってみた。横浜開港記念会館 (ジャックという通称があるらしい) 見学路があり、ある程度自由に見れる。今も会議室や講堂が使われているようで、講堂には「全社員集会」とか書いてあった。
横浜税関資料展示室 (クイーンという通称があるらしい) そんなに広くはないけど結構工夫してあって面白い。薬の密輸のために多重化されたコンテナがあるらしい。どうやって気付いたのか?
偽ブランド品を見分けよう!みたいなコーナーがあっておもしろい。だいぶ難しい。カメラレンズにも偽物なんてあるのか……と思って暗い気持ちになった。
海上保安資料館横浜館。北朝鮮の工作船がまるっと展示されている。迫力がある。想像以上に武装しているし、偽装もしていて悪意がものすごい。貫通した弾痕があったり、自爆ボタンの展示もある。
無線機は日本製だったりする。なぜかアマチュア無線のものがあった。改造して使ってたのか?
海上保安庁側の被害にあって壊れたモニタとかも展示されている。弾痕からして人を狙ってるように思えるし、かなり恐い。自衛隊じゃなく海上保安庁が戦うのかという気持ち。この事件については少し前に YouTube の動画で見てたので、より興味深かった。みんなみるべきだと思った。
神奈川県庁 (キングという通称があるらしい)
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TOPPAN 印刷博物館 / 小石川後楽園 / 東京ドーム
活版印刷体験をしてきた。事前予約がいる。人気のようなので、運が良くないと駄目かも。自宅で予約の確認をたまたましたら、当日の予約がキャンセルか何かで空いていた。博物館までの経路を検索したところギリ間に合いそうだったので、予約して行ってみた。
季節によって体験内容が違うらしい。今回はカードに最大12文字のひらカタ刷るというものだった。とはいえ急に12字の文字列考えるのはなかなか難しい。
動画でしか見たことない印刷機を動かせてたのしかった。趣味用の小さい印刷機という謎の存在だけど、欧文だと文字種が少ないぶん個人用の活版印刷機が現実的らしい。
展示も印刷に焦点があるので面白い。普通あんまりみない版のほうの展示があるのが良い。
半分ぐらいは明治以降の近代
小石川後楽園が近かったのでついでにいってみた。かなり広い。京都にある渡月橋とか愛宕山とかに見立てたものがいくつかあった。めちゃくちゃしっかり手入れされている感じがした。梅はもう終わりだった。
庭園の遠景に東京ドームがドンと入ってくるので笑ってしまう。
東京ドームも実物を見たことがなかったのでチラっと見てきた。これが面積の単位か~と思ったけど中には入ってないのであんまりよくわからない。
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東京農業大学 「食と農」の博物館 / 馬事公苑 / 世田谷美術館
東京農大「食と農」の博物館は入場無料。東京農大の構内ではない。
企画展が「南極飯」で面白かった。ペンギンの剥製がかなり近くで見れる。コウテイペンギンでかい。アデリーペンギンかわいい。
常設展は割といろいろな感じ。そんなに広くはない。とにかく鶏の剥製がすごい。あんまりじっくり鶏を見たことなかった。大きくて尾の長い鶏はかっこいい。皇室から借りてる剥製があったりして不思議。
あとは酒の醸造に関する展示の割合が多い。酒器とかが多い。
バイオリウムという温室があり植物と動物がいる。動物はカメとレムール。進化生物学研究所というところがやっているらしい。博物館と温室(しかも動物がいる)というのはかなり珍しい気がする。
馬事公苑は博物館のすぐ隣にある。やたら広い。世田谷にこんな広いスペースあったのかと思う。直近の東京五輪の際に改装されたようで、すべてが綺麗になっている。馬術の練習をしている人(と馬)もいた。普通に公園として無料開放されているので、ピクニックしてる人とかもいた。
世田谷美術館は馬事公苑からは少し歩く。砧公園の中にある。企画展で入場料500円。ほとんど何もかもが撮影禁止という、もはや珍しいスタンス。ヴラマンクの『花瓶の花』(同一タイトルで違う絵がいっぱいあるうちの1つかな) があった。
いろいろみたけどたぶんリピートすることはなさそう。
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東京地裁 裁判傍聴 / 皇居周辺 / セイコーミュージアム
裁判傍聴を一度は経験したいと思って東京地方裁判所にいってきた。なんとなく「当日、開廷表を見て適当に見たいのをきめる」ぐらいの知識でいったけど、思ったより難しかった。
- メモ帳と筆記用具・時計必須
- 裁判所敷地内は一切の撮影禁止・法廷内ではスマフォの電源オフなので基本ずっとオフにしとくほうが良い
- 開廷表をメモ帳に写しておく必要がある
- 法廷の数がむちゃくちゃ多い
- 4~8階はフロアすべてが法廷で、1フロアあたり30法廷ぐらいあるっぽい?
あと初回入るときむちゃくちゃこわい。入っていいんか?と思う。ある程度大きい法廷だと傍聴席のドアに覗き窓があってありがたい。
小さい法廷は関係者入口と傍聴人入口が共通なので、こわくて入れなかった。
そこそこ一通り、刑事の判決、刑事の審理(2回目)、民事の初回 (生活保護の対行政訴訟っぽい) とかを見た。高裁も法廷も見た。
桜田門から警視庁。
皇居周辺は観光できるところが多いが、ぜんぜんきたことがなかったので、いろいろ見てまわった。九段下から科学技術館のほうにはいったことがあったけど、皇居東御苑とかはまったくだったので新鮮。
皇居周辺はやたら環境が良くて、新宿とかの副都心を「東京」と認識している身 (子どものころから東京方面にいく機会がなかったので) としてはだいぶ「東京」に対する印象が変わった。
セイコーミュージアムはだいたいセイコーの社史ではあるけど、一応時計の歴史的なものもある。ここにも渋沢栄一が出てきてまたかよと思った。
ヤマト運輸羽田クロノゲート / 穴守稲荷神社 / 羽田空港 / 川崎宿
予約をとってヤマト運輸の羽田クロノゲートの見学に。当日、なぜか首都圏が雪だったので電車が若干遅延し、遅刻しそうになる。乗り換えで走ったりしたけど、結局間に合った。
クロスベルトソータが動いてるところが見れるのが目玉かな? セルとセルの間に落ちてしまった荷物はどうするんだろうと思ったけど、同様の質問をが出ていた。止めたタイミングで人が回収するという説明だった。
あとはヤマト運輸の社史とかもさらっと飽きない程度に説明されたり、運輸だけじゃないぞといういうビジネスの話があったり。
羽田クロノゲートは空港の近くというイメージしかなかったけど、海にも鉄道輸送にも便利な立地という話だった。
キーホルダーとシールのお土産をもらった。
羽田クロノゲートは穴守稲荷駅が最寄りなので、穴守稲荷神社にもいった。たぶん二度と降りることはない駅な気がする。雪ではなく雨になったが死ぬほど寒くてさっさと退散した。
せっかくなので羽田空港も観光。これは第2ターミナルの展望デッキ。むちゃくちゃ寒かった。そして飛行機は出発の順番舞ちをしていて、とにかくガンガン飛んでいた。
全部のターミナルを回ってみようってことで第1ターミナルに。
羽田の航空神社。京都府八幡市の飛行神社と関係あるのかなと思ったけど、ないっぽい。
第3ターミナルの展望デッキ。第3ターミナルはたぶんはじめていった。唯一国際線に乗ったときもANA第2ターミナルだったと思う。けど京急への道程に覚えはあったので帰ってくるときは第3だったのかもしれない。覚えてない。
第3ターミナルは人がいっぱいいるけど、なんとなく静かだった。アナウンスが少ないからかな? インバウンド向けの店が露骨に多い。
3つのターミナルの展望デッキを全部いってみたけど、第1ターミナルの展望デッキが一番良い気がする。
東海道かわさき宿交流館。結構あたらしい? 広くはないけど、展示もしっかりしてて綺麗。無料。
稲毛神社
東海道かわさき宿交流館に行く途中で、駅から少し離れているのに、やたらデカいオフィスビルがあるなと違和感を覚えて気になっていた。帰りに立ち寄ってみたら川崎市役所だった。2023年から使われているらしくだいぶ新しい。
高層棟のほうはおもいっきりオフィスビルという感じなのでこわくて入れなかった。けど、あとで調べたら最上階はスカイデッキとして開放されているので入っても良いっぽい。
川崎市に住んでいるけど、政令市だと区役所に用はあっても市役所に用があることは滅多にないので、かなりびっくりした。
明治大学平和教育 登戸研究所資料館
明治大学の生田キャンパス内にある。
思ったより展示内容がしっかりしていて、企画展までしていた。建物は古いけど、展示は綺麗。平日にも関わらず人も多かった。かなり素晴らしい感じ。無料だし。トイレも綺麗。
陸軍登戸研究所でやっていたことがいろいろ展示されている。特殊な研究をしていたところなので、全く知らない人からすると衝撃が多いかもしれない。風船爆弾ぐらいは聞いたことあっても、生物兵器や偽札製造や人心誘導(宣伝活動)をしていたというのはあんまり知られていなそう。パナマ運河を破壊する検討とかの記録もあった。
風船爆弾の展示は特に面白かった。実際の製造過程での和紙の変化を手で触ることができた。こんにゃくを糊として風船爆弾のために使っていたため、一般家庭からはこんにゃくが消えていたらしい。ただし風船爆弾に徴発されていたのは当時秘密だった。
セイコー(SEIKOSHA)のストップウォッチ
触れる軍事秘密
資料館から少し離れたところ(といってもキャンパス内)に生田神社 (弥心神社)がある。ここには昭和63年に建てられた割と新しい石碑がある。戦後数十年経ってようやく話せるようになったという趣旨のもの。ごく最近まで話せない内容をかかえている人がいたのだなと思う。
割と近くの地域で小学校~高校ぐらいまで過ごしていたけど、登戸研究所の存在は全く知らなかった。この資料館は2010年に作られたみたい。身近に秘密戦の研究施設があったことに驚いた。
『殺人犯はそこにいる』を読んだ
殺人犯はそこにいる (新潮文庫) cho45
ノンフィクション本には興味がなかったけど、読んでみることに。非常に読みやすく、ほぼ一気に読みおわってしまった。めちゃくちゃ良かった。
そしてノンフィクションであるという点で、読後感が非常に悪い(本の悪さではない)。同時に自分の中の影響されやすさというのもヒシヒシ感じてこれも悪い。
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CASIO WVA-200
腕時計つけることが全くなくなったので、電池切れのまましまってあったけど、久しぶりに電池交換して動かしてみることにした。
WAVE CEPTOR WVA-200 (説明書番号 2370) いつ発売されたものなのか調べてもわからなかった。2002年3月に新宿ヨドバシに父親に買ってもらったと思う。
40kHz の JJY にしか対応してない。あんまり電波感度は良くない気がするが、現在でもちゃんと受信できた。
電波時計かつ、アナログ + デジタルでデジタルがオーバーレイされているのが気に入った記憶がある。ただ視野角がイマイチ。同様のものは現行機にはないみたい。
電池交換 カシオのサポートだと3000円ぐらいで内部チェックとかパッキン交換してくれるみたいだけど、もっていくのが面倒なので自分で電池交換した。150円ぐらい。
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帝京大学総合博物館
帝京大学総合博物館、常設展はそんなに広くない。大学史と多摩地域の歴史とかなので、そんなに見るところはない。
自分が行ったときは誰もいなかった。
企画展は「ホネホネワンダーランド」
常設展の倍か3倍ぐらい広い。こっちがメインといえる。展示も気合入ってる。
1章の骨の起源の標本はかなり東海大学海洋科学博物館から借りているものが多かった。最初の垂れ幕にもそうかいてある。
触って良いブロントサウルスの大腿骨があった。でかい。
なお東海大学海洋科学博物館は昨年閉館したみたい。普段はどこに置いているのだろう。
複製標本や発掘品など歴史的なものに続いて私たちの骨という章に続いてるのが良い。人体の骨の話から、医療に繋がっている。
創外固定器ははじめてみた。
髄内釘固定は初めて知った。骨髄壊れないのだろうか?
人によって足の骨の形にタイプがあるらしい。かかとは3種類だとか
多摩センターから歩いていったけど高低差はあるしなかなか大変だった。そして百草園方向に帰ったけど、だいぶ疲れた。
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✖
國學院大學博物館
かなり綺麗で本格的。オマケでやってる博物館という感じではない。タダでいいのか?と思うぐらい。ミュージアムショップまである。
特別展も結構ボリュームがあったが常設展もすごい。
神道エリアは撮影禁止。ほかはだいたい撮影可能。
神道エリアは以下がおもしろかった。
- 内宮の精密な模型
- 上賀茂神社の祓具
- 大嘗祭の模型
- 鳥居が屋根をつらぬいてたりする
- 大神神社のでかい展示があった
三種の神器の説明のところは、内行花文鏡が調査中でなかった。内行花文鏡は好きなので残念
触れる展示で実際に銅鏡を持ちあげられるコーナーがあった。珍しい。
縄文土器の模様の標本が大量にある。これがすごすぎて笑ってしまった。引き出しに入ってる。
編んだ縄・模様をつけた粘土・出土資料のセットがとにかくたくさんある。縄文にこんなに種類あったのかと思った。
時代ごとの変遷とともに大量の土器の展示もある。こんだけ並んでるのは初めて見たのですごかった。
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霞会館記念学習院ミュージアム / 総務省 統計博物館
霞会館記念学習院ミュージアム
リニューアルして再開館(2025年3月14日~)したばかりのようだ? 基本的に撮影禁止
特別展
- 昭和大礼の文官用の束帯かなりかっこいい
- ボンボニエールとかいう謎の文化 (小さい容器がかっこいい)
常設展
- 基本的には学習院の歴史のみ。特別展よりかなり狭いスペース。
- 明治のランドセルの復元があった。だいぶ小さい。てかランドセルを通学用に採用したのは学習院だったのか
学習院が一般市民に開かれたのが今までなんとなくよくわからなかったが、戦後のGHQとの関係によるところが大きいみたい。
別の資料によると
- GHQは事実上富裕層を含めた特権階級の学校であると認識を示す
- 学校関係者は解体を防ぐため急いで一般市民へ開くと決定する
あたりが根本理由になるか? 敗戦しなければ華族も廃止されず、学習院も開かれてなかったのだろうか。
特に何も考えず歩いていたら、ものすごい坂道があって笑ってしまった。なんとなくYouTubeか何かで見たことがある気がして地図を開いてみたら「のぞき坂」という名前がついていた。どうやら『天気の子』の聖地でもあるっぽい。
学習院から歩いて総務省の統計博物館まで。一応事前に電話しろと書いてあるので、当日の直前に電話をかけてからいった。めんどくさい。
総務省第2庁舎の中にあるため、守衛室で名前と住所を書き、臨時入館証を貰う必要がある。あと博物館入り口でも個人情報を書く必要がある。
誰もいなかったのでかなりゆっくり見た。
古い国勢調査のポスターは勢いがある。第1回目は特に盛り上がった行事だったみたい。「申告書用紙」の「かくかみ」ルビがちょっと面白かった。
国勢調査員の任命書がなかなかかっこよかった。
データ集計のための機械もいくつか展示されていた。手回し計算機とか、磁気メモリ(すごい巨大だった)とか
時計(セイコー SBPX157)を買った
いろいろ検討したけど、文字盤が一番気に入ったのでこれを買ってしまった。
3つ折れバックル
蓄光
[セイコーウオッチ] 腕時計 セイコー セレクション Sシリーズ メンズ ソーラー フルアラビア SBPX157 ブラック cho45
良い点
- 文字盤のデザイン
- 全面が蓄光
- ソーラー
- 3つ折れバックル
- MADE IN JAPAN
悪い点
- 電波時計ではない
- カレンダー
- 最後までこれがネックに感じた
- 31日までない月は翌月手動で修正が必要
- 電波時計じゃないならカレンダーはいらない
- 価格
- しょうがないが……
- 同価格帯でシチズンだと電波時計が買えてしまう
大まかにはクラシックに見えるが、フォントやら文字盤の工夫は現代というのが好み。良く見るとだいぶかっこいい。
あとは革のバンドで最初から3つ折れ仕様なのってあるんだなと思った。これも地味にかっこいい。
室内だとベージュぽい文字盤だけど、屋外だとわずかに緑がかるように見える。日陰だと顕著に感じる。たぶん蓄光塗料が蛍光特性も持っているため、紫外線に反応しているのだと思う。
むちゃくちゃ高価な時計ではないはずだけど、そもそも激安物しか買ってこなかっため、大変キッチリとしたケースに入れてくれてびっくりしてしまった。
今回選んだときの条件
- アナログであること
- デジアナでも良い
- かっこよすぎないこと
- 似合わないから
- アラビア数字表記が望ましい
- 視認性
- バーインデックスやローマ数字はかっこよすぎる且つ視認性悪い
- ソーラー
- 自分のだけなら別にいいが、家族の電池交換を全部自分でやってると地味にストレスになる。時計ごとに使用電池違うし
- 電波時計かどうかはどっちでもよい
- カレンダーがついてるなら電波が良い
電波時計は常に時刻あってるのは良いんだけど、どうしても文字盤や操作が煩雑になることが多い。どちらかといえば電波時計のほうが好みではあるけど、正確な時刻はスマホ見ればすむので、腕時計では必須ではない。
調べてみるとアラビア数字のシンプルな文字盤のものがそもそも少ない。特に高機能・高価格になるほど減っていく。特に5000~12000円ぐらいの価格帯は完全に空白地帯。
シチズン Q&Q E04A-002VK
上記の条件にあって安いので、これでいいなら十分だなと思い、こっちも買ってみてた。
(バンド幅が16mm 外径38mm)
良いところ
- 文字盤のプリントはほんの少し盛りあがっていて、そんなに安っぽさはない
- ソーラー充電式
- 安い「ソーラー」表記のものは充電されるわけではなくただの併用というパターンがあるの要注意
- とにかく安い
悪いところ
- 全部樹脂
- 金属アレルギーならむしろメリットかも
- 風防がアクリル
- アルコール消毒とか大丈夫?
- ケースとアクリル風防の間の接合部が気になる
- なんかゴチャっとしている
ただコスパ的には最高な気がする。子供用に最適ではないか。
[シチズンQ&Q] 腕時計 キューアンドキュー アナログ ソーラー 10気圧防水 ナイロンベルト E05A-002VK レディース ブラック cho45
同じシリーズ・ほぼ同じ価格でナイロンバンドのもあった。こっちはバンド幅が18mmらしい。16mmバンドは選択肢がほぼないので、こっちのほうが良さそう。こっち買ったほうが良かったなあ。ただバンド幅以外は本体が全く一緒なので気になるポイントも一緒
風防が一番予想外だった。12年前に買った同じブランドの激安時計はガラスだったので、アクリルなのはちょっと「ええ?」と思った。
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UECコミュニケーションミュージアム
電気通信大学の中にある。
KDDIミュージアムやNTT技術史料館と若干かぶるものもあるけど、よりニッチでカオス。基本全部撮影禁止。
展示品は割と無造作に置かれており、ジャンクを集めました感がある。昔の秋葉原の店舗のような雰囲気に感じる。綺麗に整理されたミュージアムではないが情報密度が高くて良い。
停波した短波JJYの制御信号発生装置があった。時刻を微調整するダイヤルがついてて味がある。(短波JJYは今のJJYとコードが違う)
とにかく実際に使われていた送信機や受信機がたくさんある。いちいち書ききれないぐらい
- 陸軍の送受信機・同年代のアメリカ軍の送受信機
- ロランCの受信機
- テレビ朝日で使われていたアナログテレビ送信機
- 東京タワーの地下?にあったらしい。銅管の配線
コンピューターも歴代のがいろいろある。
- カシオのリレー計算機 AL-1
- 計算尺
- 手回し計算機
- 電卓付きそろばん?そろばん付き電卓?
- Macintosh Performa575
- iMac
- テレビゲーム機もあって動いてた。
さらに
- カメラ
- タイプライター
- レコードプレイヤー
- 古いリボンマイクやダイナミックマイク
とか。
真空管で動いてる白黒テレビが中身が見えるようにアクリルケースに入っていた。
アマチュア無線機もたくさん。戦後個人が自作したものが多くある。むちゃくちゃ手作り感。ぶっとい銅コイル、空気バリコン、真空管
水晶発振子の自作の展示があった。そういや水晶発振子も、市販のを上げて少しけずって周波数変えるとかはなんかで見たことある。
官僚だった安川七郎氏のアマチュア無線機のコレクションが1部屋にドンと並んでいた。
元々理系に進みたかったが体調の関係で文系進学したと書いてあった。戦前に無線局を開局したかなり珍しい人で、興味深かった。
戦前のアマチュア無線の免許状は、他に展示してるところなさそう? 当時はスパイに使われぬように、思想調査や身元保証人が義務だったらしい。「学習院旧制高等科の2年生であった安川氏は、身元保証書を当時の学習院長の野村吉三郎(元海軍大将)に依頼している」と書いてあった。この野村吉三郎氏による身元保証書も展示されていた。
身元保証書を一部書き写してきたけど
右者今般私設無線電信無線電話施設出願致シ候處身元確寛思想穏健ナルコトヲ證ス
学習院長
野村吉三郎
とかなり厳ついものだった。
モールス通信実技室 むちゃくちゃ良い。教師用の大きなタイプライターのキー配置が書かれているベニアが大変味があった。なんかのタイミングに体験ができる?っぽい。いつやってるのかはわからない。
「真空管試験機(セルフサービス用) スーパーマーケットで、購入するとき、これを使ってテストした。」
これも見た目がむちゃくちゃ良い。アメリカンな感じだった。
あとは大量の真空管の展示と電子部品の展示があった。とにかく展示物が多い。
やっぱ無線設備はわくわくするな~と感じた。
明治大学博物館
駿河台キャンパス(神田・お茶の水)の地下にある広い。2フロアある。企画展、大学史、常設展
考古学領域だと石器の種類が多いかも? ハニワが密集して置いてある。
刑罰の器具が実物大で、展示されてるのは特に珍しい気がする。
アイアンメイデン。近年の調査によると、フィクション上の拷問具であって、実際に使われたわけはないらしい。貴族の私設コレクション用に噂に基いて職人に作らせたとかなんとか。
ボランティアっぽいかたが丁寧に説明してまわっていた。
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東大総合研究博物館
東大総合研究博物館 ウェブサイト見ても特に何がテーマで展示されているかわかなくて不安だったけど、とにかく標本が大量にある。実物の図鑑みたいな印象。細かい説明はない。とにかく物量が多い。
剥製がむきだしで置かれていたりして迫力がある。
部分的に撮影禁止のものがある。
「遺体の無目的な枚挙こそ、博物館の本質であろう」この博物館のスタンスがハマっていた。
企画展は奥のほうに部屋でやっている。「異形の美学−菱川法之博士 究極のチョウ&アンモナイトコレクション」
まったく知識がなかったので、蝶って雌雄型というSSRがあるのか!というところから驚いた。虫の細胞の性は細胞ごとに決定するらしく、左右の翅で模様が雄の模様と雌の模様が分かれることや混ざること(モザイク)するらしい。最初は雄雌をくっつけたのかと思った。
この蝶が非常に綺麗だった。フィクションで天国に飛んでるファンタジーの蝶みたいだった。
- キプリスモルファ
- レテノールモルフォ
と書いてあった。構造色らしい。構造色なので実際に見ると100倍ぐらい綺麗