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R-ストラップからニンジャストラップ+C-Loopへ
BLACKRAPID のR-ストラップ METROをかれこれ4年ぐらい使ってるが、α7R II だと三脚座のネジが緩みやすく感じて怖いので代替を探しはじめた。
ちなみに R-ストラップでも落下させたことはない。結構マメに締めてるつもりだったけど緩んでてヒヤっとしたことは数回ある。
比較した速射ストラップの候補
Peak Design 系
アンカーリンクという仕組みでストラップ自体の脱着が簡単な仕組みになっているけど接合部がどうも心配になってしまうのと、R-ストラップを使っていてストラップ自体を外したいと思ったことがない (実際カラビナの部分を外したことはない) ので、いらない機能かな、と判断。
買ったストラップ Ninja Strap
これはいわゆる金具スライド式のストラップではなく、ベルト自体の全長を簡単に可変できるというストラップ。
R-ストラップは機能的にはほとんど満足ではあったんだけど、身体に常に密着するというわけにはどうしてもいかず、しゃがんだりするときや、手が塞がっている状態で狭いところを通る必要があるとき (子どもと手を繋いで改札を通るときとか) にカメラが揺れて動きに制限があって、これは結構不満だった。もしかするとベルト長可変型なら解決するかもなという期待。
三脚座のアタッチメント C-Loop
Ninja Strap 単体だとカメラが正面を向いてしまい長いレンズだと邪魔になる。R-ストラップと同様の使い勝手を期待して C-Loop という三脚座に固定するタイプのストラップホルダを同時に買った。
R-ストラップと違い C-Loop は三脚座のネジと同じ軸上でストラップを固定する部分が回転するため、ネジを緩める方向に強い力がかかることがなく、比較的ネジが緩みにくいという構造になっている。
ただしネジはささいな振動で緩むものなので過信せず定期的に増し締めはすべきで、注意書きにも毎回緩みがないか確認しろとは書いてある。また、回転部分のすべりが悪くなるのもよくないので、変な音がしたら注油しろとも書いてある。
C-Loop にはスタンダードなDSLR用と、ミラーレス用に C-Loop Mini というのがある。
C-Loop Mini の商品画像にα7シリーズらしきものが写っていることからも α7R II でも C-Loop Mini で十分だとは思うが (どっちにしろ保持するネジ径は変わらない)、スタンダード版のほうが増し締めしやすい構造になっている (内蔵の爪を起こせば締められる。ミニは強く締めるにはコインが必要) ので、スタンダード版にしてみた。スタンダード版はα7R II だと前側に 0.5mm ぐらいはみだすが普通は気にならないと思う。
試した感じ
軽く試した感じだと良さそう。
カメラ自体はスライドしないが、ストラップ全体をすべらせる形で、R-ストラップのように腰の位置にカメラを保持しつつ、必要に応じて構えるということもできる。バックパックを背負っていても多少の隙間があればすべらせることができる。車のシートベルトみたいな素材なのですべりは良い。
アール・エフ・ラジオ日本川崎幸送信所
1422kHz 50kW 送信所。300 / 1.422 = 210.97.. なので波長約211m。多摩川の土手を挟んで河川敷側にアンテナ、市中側に建物がある。
支柱は111mぐらいらしい。支線式円管柱アンテナらしいけどいまいち構造がよくわからない。絶縁された上部分の円柱自体に電流を流しているっぽい?
左側の支柱から給電線がきてる。ここの支線のうち、よくみると一番上の支線だけ他の支線と違っている。他の支線は碍子が一定間隔でついてるけど、これだけそうなってない。碍子で絶縁したうえで別の方法で接続されてるようにみえる。
一部をトリミングするとこんな感じでコイルみたいなのがついてる。あと実際には奥側の支柱の一番上の支線もこういうのがついてる。他にもついてるかもしれないけどよくわからなかった。指向性をつくるためにいくつかの支線には電流が流しているらしいのでそのための部品なのかな? 気付かなかったけどボールギャップもついてる。
河川敷の隣に競走馬の調教場があって珍しい看板がたってる。
アンテナ最上部と基部。キャパシティハットはついてない。
丸い輪っかが2つくっついてるのはオースチンリングトランス (航空障害標識灯用のトランス)。
撮影角度的にわかりにくいけど、ボールギャップも見える。
一度羽田空港近くまで自転車でいったことがあったけど、そのときはこのアンテナに気付かなかった。どうしてだろう?と思っていたけど実際いってみると謎が解けた。第二京浜から先の多摩川サイクリングロードはダートが多く、そしてそもそも第二京浜で完全に分断されている。走りやすい道を選ぶと大田区側にいくしかないのだ。
この送信所はAMラジオの送信所としては河川敷という立地というのもあってかなり近付けるので面白い。虫取り網をもった親子とかが周辺をうろうろしてアンテナを見上げてたりした。111m だと (昨今の建造物としては) それほど高くはないので、巨大感みたいなのは感じにくいが、機能美みたいなものを感じる。
しかしうっかりラジオを持っていかなかったので、強電界を感じとることは一切できなかった。人間は電波を直接感じとれないので、どうせ行くならラジオを持っていきましょう。
オースチンリングトランス
どういう構造なのか気になったので調べた記録。1次側は鉄コア入りのトロイダルコイルで、2次側はコアなしのループコイルっぽい? よくわからない。
銅線が露出した状態のトランス全景。この画像だと上が1次側だと思う。
斜めに突き出して設置するのは雨水が溜らないようにするため
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http://www.hatdaw.com/papers/Austin_Ring_Transformer_Installation.pdf
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アール・エフ・ラジオ日本川崎幸送信所 | photo - 氾濫原 に行くのに自転車でいったけど、ひさしぶりすぎて、だいぶくたびてしまった。だいたい往復で40kmぐらい。一旦完全に止まってアンテナを撮影していたせいか、帰路で膝が異様に疲れていてどうしようもなかった。
α7R II + EF70-200 F2.8 IS II + SIGMA 35mm F1.4 DG + SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE を背負って行ったけど、直接的にこれで疲れたという感じではなかったかも。重さは腰にかかっているので、間接的に股間が痛くなる要因になった気はする。
途中ちょっとタイヤが溝にハマってしまって、落車はしなかったが左肩に大きな衝撃が加わって痛めてしまった。1分ぐらい休んだたら乗っている間支障がでるほどではなかったけど、帰宅したあとじわじわ痛いなった。すぐ故障する身体でつらい。
ガス橋を通ったので聖地巡礼もしといた。メインのカメラをαにしてしまったが……
高幡不動尊金剛寺 あじさいまつり
時系列が前後するがアール・エフ・ラジオ日本川崎幸送信所 | photo - 氾濫原の前に行った。山あじさいは十分咲いてるとのことで行ってみた。結構咲いていて満足。山あじさいはガク咲きで可愛いらしい。アジサイはガク咲きのほうが好み。
基本的に日陰だけど、ところどころ直射日光でスポットライトがあたる感じになっていて写真にすると画になる。
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『Act2 或いは Act3』BURGER NUDS
解散して14年も経っていて自分の感じかたも曲作りも変わっているのは当然のはずなのに、なぜだか14年前と同じような体験がある。解散後も Good Dog Happy Men とかは聞いていたけど、その延長にあるのだとしたらこういう体験にはならないから、これは紛れもなく BURGER NUDS なのだろうと思う。一方で歌詞は Poet-type.M の文脈に近く感じる。
Methods Of Dance → 記号化 (NONONO) → NERD の流れが極めて耳触りが良くて、このへんに特に懐かしいような感じがした。あとは特に最後の Lesson → 言葉と心あたりでグッっとくるのでアルバム構成ってのを久しぶりに意識させられる。
前々日ぐらいにたまたま発売日を知ったので、ものすごく久しぶりに実店舗(ディスクユニオン)でCDをフラゲした。
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今の子どもを撮るには 35mm ぐらいがちょうどいいけど、成長するに従って焦点距離が上がっていくんだろうなあとは感じる。55m はまだ長いな
自然な距離で適当に撮影したとき、周辺風景も含めてちょうど良く切りとられるためにはちょっと広角気味のレンズのほうがあとでトリミングできるぶん安全。
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αのEVF は焦げるか
晴れている日に外にでると直射日光を浴びるわけですが、そういえば EVF にはレンズが入ってるのだから、条件が重なるとEVFに集光されて焦げるんじゃないか?と不安になりだしました。
実際、「EVF 焼け」や「EVF sunburn」などでググってみると焦げた例がでてきます。といってもなぜかオリンパス E-M1 (2013年のモデルかな) のことばかりがひっかかります。実際 E-M1 は条件が重なると数秒で焼けていたらしく、そりゃないわってレベルだったようです。
しかし同様のことは原理的には他の機種でも起こるはずで、肝心なのは耐えられる時間です。
αシリーズではどうなのか
ググっても焼けたという情報は見つかりませんでしたが、一応調べるだけ調べてみました。
α7R IIのマニュアルには特にEVFと太陽に関する記述はありません。「太陽」が入る注意書きは以下のものだけです。
しいていうならこれに該当しそうですが、普通「カメラを〜に向ける」という表現でEVF側に気をつける人はいないでしょう。
レンズに関する一般的な注意書き
EVF側については触れてない。
本題とは関係ないですが、EVF経由で太陽を見ても眼にダメージはないはずです。
サポートに問合せる
まぁ返信は予想されるところですが問合せもしてみました。1週間ぐらいして返信がありました。
転載するのは微妙なので表現をできるだけ変えずに要約すると
- EVFは設計段階で実使用を想定した評価をしている
- 直接太陽光を入れてもすぐにEVFが焼けるということはない
- とはいえ出来る限り直射日光は避けたほうが賢明
という返信でした。
そんなに頻繁に太陽方向にEVFが向くということもないですから、すぐに焼けるような設計ではないなら、神経質になるようなことではないのでしょう。
カメラを逆さ吊りで移動する場合はファインダーが天頂を向くことが多いので、昼の時間帯で注意が必要です。3脚に固定して横方向にしている場合は朝や夕方の太陽が低い位置にある時間帯で注意が必要です。
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広色域時代の画像の正しい扱いかた
モバイル端末も iPhone7 など DCI-P3 サポートが増えてきて、CSS での広色域サポートもはじまりつつあるなかで、サーバサイドなどで画像をとりあつかうときに、正しく扱えていないというのはとても微妙です。HTTPS 対応が当然になっていくように、広色域対応も当然のこととなっていくことでしょう。
正しいやりかたといっても簡単で、
- 付属するICCプロファイルをそのままにする (一番簡単)
- なんらかの事情で sRGB にするならするでプロファイル変換する (CMSが必要)
ということです。全然当たり前で面白くないですね。でも考慮してないことが多いのではないでしょうか。
まず付属するICCプロファイルを保持するというのは一番簡単で確実です。
一方で小さい画像だとICCプロファイルのサイズが無視できなくなるので色再現よりファイルサイズを優先したいという場合もあります。この場合は sRGB に変換するのが適切です。プロファイルなしを sRGB として扱うブラウザが多く、今 sRGB として取り扱ってないブラウザもそのうち sRGB 扱いするであろう期待があるためです。(画像だけがモニタプロファイルに直接影響されブラウザ内で閉じていない状況というのは canvas や CSS color との整合性がとれないので)
しかしいくらファイルサイズを減らしたいといっても、単にICCプロファイルを不必要なメタデータとして削除するだけの実装がしばしばあって、これはかなりよくない実装です。
いくつかの実装で正しいやりかたをするにはどうすれば良いか調べてみました。
外部から実装をみたときの考慮ポイント
- ICCプロファイルを保持するか
- 保持しないなら適切に変換されるか
プロファイルを単純に捨てるとどうなるか?
プロファイルなしの画像をどう扱うかで変わってきますが、sRGB としてみなす環境を想定する場合だと
- 元画像が sRGB なら問題ありません。
- 元画像が広色域 (AdobeRGB / DCI-P3 など) だと大きく色が変わります。画像全体の色が変化するので、ホワイトバランスが崩れて元の画像の印象と大きく変わってきます。彩度も、正しく sRGB 変換に変換するのと違って大きく下がります。
テスト画像
http://www.color.org/version4html.xalter にあるうち Upper_Right.jpg は変換に失敗すると色がおかしいのが一目でわかるので便利です。
exiftool -profiledescription *.jpg ======== Lower_Left.jpg Profile Description : GBR ======== Lower_Right.jpg Profile Description : Adobe RGB (1998) ======== Upper_Left.jpg Profile Description : e-sRGB ======== Upper_Right.jpg Profile Description : sYCC 8-bit 4 image files read
exiftool だとカラープロファイルがない場合は Profile Description もでません。
ImageMagick で strip を使っているなら要注意
まずはコマンドラインから。
特に何もせずに resize などをしてもプロファイルは失われません。verbose の出力に元のプロファイルと関係なく sRGB とかでるけど、これは謎で、出力プロファイルとは関係ありません。作業用スペースなのかな?
$ convert Upper_Right.jpg -resize 128x -verbose x.jpg Upper_Right.jpg=>x.jpg JPEG 261x196=>128x96 128x96+0+0 8-bit sRGB 26878B 0.010u 0:00.009 $ exiftool -profiledescription x.jpg Profile Description : sYCC 8-bit
画像の表示に直接関係のないメタデータを一括で削除するコマンドとして strip がありますが、これをするとカラープロファイルも失われます。入力に sRGB 以外の画像が入る可能性があるなら strip は単体でつかってはいけません。
sRGB に変換 (-profile) しつつカラープロファイルなどメタデータを削除 (-strip) するなら以下の通りにします。プロファイル変換のため little-cms 対応のビルドが必要です。
convert Upper_Right.jpg -profile /System/Library/ColorSync/Profiles/sRGB\ Profile.icc -strip x.jpg
LCMS 対応ビルドを homebrew で入れる場合
デフォルトでは有効にならないので、オプションが必要です
$ brew install imagemagick --with-little-cms --with-little-cms2 $ convert --version Version: ImageMagick 7.0.5-9 Q16 x86_64 2017-06-01 http://www.imagemagick.org Copyright: © 1999-2017 ImageMagick Studio LLC License: http://www.imagemagick.org/script/license.php Features: Cipher DPC HDRI Modules Delegates (built-in): bzlib freetype jng jpeg lcms ltdl lzma png tiff xml zlib
Delegates に lcms が入っていればオッケー
ImageMagick (Perl)
Perl に限らず ImageMagick の API はどれもほぼ一緒なはずです。
ちなみに little-cms 付きでビルドしていないと色域変換ができないにも関わらずエラーにならないので罠いです。これは Perl だけかもしれないですが……
コマンドラインと同じように Strip したい場合 (sRGB に変換すべきケース) では以下のようにします
#!/usr/bin/env perl
use utf8;
use strict;
use warnings;
use v5.10.0;
use lib lib => '/usr/local/lib/perl5/site_perl';
use Image::Magick;
use Path::Class;
warn Image::Magick->new->Get('version');
#=> ImageMagick 7.0.5-9 Q16 x86_64 2017-06-02 http://www.imagemagick.org
my $p = Image::Magick->new;
$p->Read("./Upper_Right.jpg");
# little-cms (lcms) 付きでビルドしていないとエラーもなく失敗するので注意
my $err = $p->Profile(
name => '/System/Library/ColorSync/Profiles/sRGB Profile.icc',
'rendering-intent' => 'Perceptual',
);
warn "$err" if "$err";
# メタデータ削除
$p->Strip;
$p->Write("x.jpg");
Profile() メソッドを呼ぶと変換もしてくれるようです。ドキュメントを見るといまいち変換してくれるのかわかりにくいけど変換してくれます。引数もわかりにくいけど name にファイル名を渡すのがお手軽っぽいです。上にも書いた通り little-cms 対応ビルドじゃないとダメで、エラーにもならないのでとても注意が必要です。
jpegtran
Independent JPEG Group's JPEGTRAN, version 8d 15-Jan-2012 Copyright (C) 2012, Thomas G. Lane, Guido Vollbeding
$ jpegtran -outfile x.jpg Upper_Right.jpg
デフォルトでカラー変換なしでプロファイルが消滅します。保持するためには以下のようにしてメタデータを全て保持するしかない。
$ jpegtran -copy all -outfile x.jpg Upper_Right.jpg
ICC プロファイルだけ残す設定はないようです。
プロファイルを変換するオプションもないので、sRGB にしつつプロファイルを削除したい場合は別のツール (たとえば ImageMagick) が必要となります。
mozjpeg
/usr/local/opt/mozjpeg/bin/jpegtran -v mozjpeg version 3.2 (build 20170501) Copyright (C) 2009-2016 D. R. Commander Copyright (C) 2011-2016 Siarhei Siamashka Copyright (C) 2015-2016 Matthieu Darbois Copyright (C) 2015 Google, Inc. Copyright (C) 2014 Mozilla Corporation Copyright (C) 2013-2014 MIPS Technologies, Inc. Copyright (C) 2013 Linaro Limited Copyright (C) 2009-2011 Nokia Corporation and/or its subsidiary(-ies) Copyright (C) 2009 Pierre Ossman for Cendio AB Copyright (C) 1999-2006 MIYASAKA Masaru Copyright (C) 1991-2016 Thomas G. Lane, Guido Vollbeding Emulating The Independent JPEG Group's software, version 8d 15-Jan-2012
/usr/local/opt/mozjpeg/bin/jpegtran -outfile x.jpg Upper_Right.jpg
オリジナルの jpegtran と同様デフォルトでカラー変換なしでプロファイルが消滅します。保持する方法も一緒です。
(強調は引用者) losslessly って書いてあってモヤモヤしますね。デフォルトでロスしてる。
プロファイルを変換するオプションもないので、sRGB にしつつプロファイルを削除したい場合は別のツール (たとえば ImageMagick) が必要となります。
jpegoptim
$ jpegoptim --version jpegoptim v1.4.4 x86_64-apple-darwin16.0.0 Copyright (c) 1996-2016, Timo Kokkonen libjpeg version: 8d 15-Jan-2012 Copyright (C) 2012, Thomas G. Lane, Guido Vollbeding
$ jpegoptim --stdout Upper_Right.jpg > x.jpg Upper_Right.jpg 261x196 24bit N Exif IPTC XMP ICC Adobe JFIF [OK] 27862 --> 27193 bytes (2.40%), optimized.
デフォルトでは消さないようです。
オプションで -s / --strip-all をつけると ICC プロファイルも消えてしまうため、ICCプロファイルだけ残す場合は以下のようにめんどうな感じになります。
$ jpegoptim --strip-com --strip-exif --strip-iptc --strip-xmp --stdout Upper_Right.jpg > x.jpg
プロファイルを変換するオプションもないので、sRGB にしつつプロファイルを削除したい場合は別のツール (たとえば ImageMagick) が必要となります。
cwebp
$ cwebp -version 0.6.0
$ cwebp Upper_Right.jpg -o x.jpg Saving file 'x.jpg' File: Upper_Right.jpg Dimension: 261 x 196 Output: 1722 bytes Y-U-V-All-PSNR 44.43 45.04 44.25 44.49 dB block count: intra4: 59 intra16: 162 (-> 73.30%) skipped block: 54 (24.43%) bytes used: header: 47 (2.7%) mode-partition: 290 (16.8%) Residuals bytes |segment 1|segment 2|segment 3|segment 4| total macroblocks: | 5%| 5%| 8%| 80%| 221 quantizer: | 36 | 36 | 32 | 23 | filter level: | 11 | 8 | 6 | 5 |
デフォルトでICCプロファイルが消滅します。
cwebp -metadata icc Upper_Right.jpg -o x.jpg
で ICC プロファイルだけ残せます。
プロファイルを変換するオプションもないので、sRGB にしつつプロファイルを削除したい場合は別のツール (たとえば ImageMagick) が必要となります。
ref
- Chrome の画像色空間関係バグ (未解決) https://bugs.chromium.org/p/chromium/issues/detail?id=667431
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たまにやってくるピンホールカメラ期
30年生きてきてピンホールは3回ぐらい期がきてるので、病気としては10年ぐらいで免疫が切れると考えられる。
ミラーレスフルサイズ (Eマウント) にしてフランジバックが短かくなったぶん、簡単に広角になるし久しぶりにやってみるかという気持ち。
ピンホール直径
Eマウントフランジバック 18mm、レンズキャップの厚み 7mm としてピンホール面は 25mm。これはレンズにおける焦点距離に相当する。
焦点距離を f、光の波長をλとしたとき、最も分解能が高くなるピンホール直径 d は以下の式で求められる (Wikipediaから)
例えば 550nm で f=25mm の場合 (2 * Math.sqrt(25e-3 * 550e-9)) で約0.235mm になる。
口径が 0.235mm なので、25/0.235 = 106 が F 値になる。
なので、Math.log2(Math.pow(106, 2)) ≒ 13.5。F8 (Av=6) よりも 7.5段暗いことになる。1/30sec (Tv=5) で撮影するなら Ev=18.5。快晴時の Ev の目安が 16 なのを考えると適正露出にはさらに光量が必要ということになるが、手持ち撮影は十分すぎるくらい可能。
許容錯乱円はほぼピンホールと同じサイズとなるため、画質はセンサーサイズで決まる。フルサイズだと36/0.235=153 24/0.235=102 と、0.015MP 相当。高画素カメラで撮影するのは全くの無駄で、でかい印画紙に直露光させるほうが本来は良い。
製作
ステンレス板
φ0.2 のエンドミルがあるため、これを使って T=0.1mm のステンレス板に0.235 の穴をあけてみた。T=0.05mm が欲しかったがなかった。エンドミルが細いので非常に低速な送りで穴をあける。F=5mm/min にしてみたらあっけなく開けられた。
レンズキャップは他のことに使うつもりで予備を買ってぎりぎりまで穴を開けてしまったので、工作用紙で蓋をしてそれに穴をあけたステンレス板をはりつけた。
撮影
ピンホールといえば長時間露光だろうという感じだけど、シャッタースピード優先、ISO AUTO で雑に撮影するという方法で撮った。EVF なので構図確認も簡単。
フードの必要性
手でフードをつくる場合とつくらない場合の比較。フードが欲しい。
いろいろ
トイカメラみたいな描写なのでクロスプロセス風の現像を多めにしてみた。
収差
ピンホールは収差がないため、純粋に回折効果とホール径のせいで解像度が低下する。
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カメラバッグ沼にハマっている
ほんと定期的にカメラバッグ探して、買ったり買わなかったりしてるんですが、30になって考えかたが変わった部分もあるので、追加で買ってみました。
用途
自分は公共交通機関で移動したのち、長距離を歩きで移動して撮影することが多いので、この用途に適したバッグを選ぶことになります。
現状の問題点の必要要件の整理
ZKIN Yeti をこの用途で使っていましたが、容量に対してバッグ自体が重いのと、その割にヒップベルトがついてないので1日背負うだけで肩が死ぬという問題があります。ようやくヒップペルトが必須ってことに気付いたわけですね。
正直おっさんになってきて、もうカメラバッグの格好良さとかどうでもよくなってきました。ということで
- バックパック・ヒップベルトがついていてフレーム入りであるもの
- 2気室 (旅行の荷物が多少入ってほしい)
- サイドアクセスやそれに準じるもの
- 重くても 2kg 以下
- 1万円前後が望ましい。高くても2万円以下
- (可能なら PC を運べる)
候補
HAKUBA カメラリュック GWアドバンス ピーク25 SGWA-P25DGY
- サイドアクセス
- 両方開くけど内部構造的に片方だけ使える
- 1300g
- やすい
Lowepro ロープロ フリップサイドトレックBP 450AW
- バックアクセス
- 腰ベルトをまわしてあけるタイプ
- 1600g
- ちょっと高い
買ったもの
Lowepro フリップサイドトレックBP 450AW にしてみました。背面アクセスだとレンズを替えるときの簡易的な台にもなりそうだし、腰ベルトを外さなくても良いので便利そう、というのが理由です。
収納
こんな感じで結構入ります。元々フルサイズの1眼レフが想定されているので、α7R II だとちょっと隙間があきがちで納まりがいまいちになります。
使ってみて
- 中身をいれていなくても形が一定で良い
- ポケットが多い
- レインカバーもついてる
- その割に本体の重さがかなり軽い
- ヒップベルトで余計に軽く感じる
- バックアクセスは簡易台になってサイドアクセスよりだいぶ便利
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α7R II の動画画角
デフォルトでは動画モードにすると自動的に Super 35mm になる。つまり画角が狭くなる。フルサイズスチル撮影からいきなり動画モードに入ると画角が狭くなるのでびっくりしてしまう。一方で、設定の APS-C/Super 35mm の設定を「切」にすることでフルサイズ画角になる。取説を読んでもわかりにくいが以下のような特徴がある。
- Super 35mm はオーバーサンプリングの全画素読み出しを行いプロセッサで4Kに縮小
- フルサイズの場合は画素加算(隣接ピクセルを1つのピクセルとして扱う)して読み出す
これにより基本的には以下の特徴がある
- 画質は Super 35mm が上
- 画角はフルサイズのほうが広い
Super 35mm モードは実質センサーサイズが変わり画角変化があるため APS-C / フルサイズと同様の特徴がある
- 同一画角なら被写界深度は Super 35mm のほうが深い
- 画角は元の焦点距離の1.5倍の焦点距離相当になる
ref.
電子先幕シャッターとは何か。欠点はどこか
αシリーズ(?)は電子先幕シャッターがデフォルトだが、デメリットがわかりにくいので調べた。
電子先幕シャッター自体の説明はググったほうがわかりやすいが、一応以下のように比較してかるく説明しておく。
シャッター方式はいくつかあって
- (フル) フォーカルプレーンシャッター: 一眼レフカメラなどに採用されている。物理的な先幕・後幕がセンサー前を走るもの
- 電子先幕シャッター:基本的にフォーカルプレーンシャッターと同じだが、先幕を電子的に行う (センサーの電荷をクリアすることで前幕とする)
- 電子シャッター (サイレント撮影):先幕も後幕も電子的に行う。先幕は電荷クリアで行い、後幕は連続した読み出しで行う
完全電子シャッターはレリーズラグがなく機械的に動く部分がないので静かなことが利点だが、センサー読み出し速度で律速されてローリングシャッター歪みが起こる欠点がある。
電子先幕シャッターは機械式フォーカルプレーンシャッターと電子シャッターの中間的な技術になる。ここまでが前提
利点
電子先幕シャッターの利点は、フルフォーカルプレーンシャッターと比べて以下の通り。
- 前幕のシャッターショックをなくせる
- レリーズラグの短縮
ミラーレスだとライブビューのためにシャッター幕が開きっぱなしなので、フルフォーカルプレーンシャッターを行おうとするとまず前幕を閉めないといけない。これはレリーズラグになるし振動を発生させる。
幕の振動はミラーの振動よりは少ないとはいえ、昨今の超高画素センサー・高解像度レンズではやはり問題になる。
欠点
説明書に書いてあることだが、電子先幕シャッターの欠点は
- 高速シャッターで絞り開放のときボケ像が欠ける
- 露出ムラがおこることがある
このふたつはフルフォーカルプレーンシャッターでも、電子シャッターでも発生しない、電子先幕シャッター特有の欠点になっている。
「なぜそうなるか」が説明書には書いてないので、これらの原因は想像しにくい。おおむね2つの要因がある
- センサー面(先幕面)とフォーカルプレーンシャッター(後幕面)が同一面に存在してないことによる
- 光線角度によってはセンサーが後幕の影になってしまう
- 先幕と後幕の同調のためにレンズ焦点距離などの情報が必要 (正確には光線角度など?)
説明書ではミノルタ製レンズで電子先幕シャッターが推奨されていないが、これは後者にひっかかるためだと思われる。
ボケ像の欠けはちょっと難しい。センサーに対して角度をつけて入射する光線が、後幕によって遮られることで起こる。高速シャッターの場合、前幕と後幕のギャップが小さくなるため、より厳しい条件になる。ちなみに前ボケと後ボケでは光線角度が逆になるため、欠けるになる位置が上下で反転する。
MC-11 などで純正レンズ以外を使うときはどうか?
純正レンズ以外だと電子先幕の露出ムラが起こりやすい。空を撮影するとわかりやすく上のほうが暗くなったりすることがある。
これは若干補正しずらいので (手動でグラーデーション補正が必要)、均等な露出の優先度が高い場合は電子先幕シャッターはオフとするか、電子シャッター(サイレント撮影)としたほうが良さそう。
優生学はどう否定されるか、多様性はなぜ必要か
行動遺伝学に関する本を読んでから自分の中でちょっとモヤモヤした点を整理した。
優生学ってのは現代だとタブーとして扱われている。しかしこれは部分的にはあっていて、一方で根本的に間違えている。
まず遺伝による能力の違いはあってこれは配られたカードに相当し変えることができない。人の顏の形と同じ程度に能力は遺伝していく。生まれたときから何らかの差があるのは否定できない。
では何が間違ってるかというと「優れた能力」という概念そのもの。「優れた能力」というのがあるという誤解。能力の優劣の判断は人間が行うが、この場合判断する人間よりも優れた形質や、まだ認知されていない能力、現在は必要とされてないが未来で必要な能力は無視されてしまう。
そういう人知を超えた遺伝子選択は理想的な社会 (当然今の社会ではない) でも自然に (自動的に) 行われているので、優生学のような形で人間が自然の判断に介入する余地はない。
そうはいっても能力は評価されるじゃないか
種の存続という意味で能力の評価は意味がない。一方、個は遺伝子によってある能力が律速段階となるのは間違いなく、そして個が生きているのは、現代であって「優れた能力」とされるものがあると信じられている。これは純粋に社会の問題なので個がどうにかできる問題ではなく「生きていくのがつらい」に対する答えは「どうしようもない」でしかない。
多様性を認める徳を養うには
徳を養うためには「優れた能力」があるという前提で考えるのをやめるのが前提になると思う。しかしすっかり馴染まされた考えかたなのでなかなか難しい。具体的な行動として習慣付けられなければ、つまり自然と実践できる形にルールを決めるしかない。
- そこに存在しているということは生存に有利な形質なのだと理解する
- 理解できないものは理解しようとしない。人知を超えて生存に有利な仕組みの上にあると理解する
他者理解とは全く逆のことをいってるみたいだが、わからないものを「わからないもの」として認めて置いておくのは、人生と理解力が有限なのでしかたない。ときどきあるけど理解できないことを「理解できない」といちいち言わないこと。
他人もそうだが自分という多様性を認めるのは難しい。自分の評価基準を正したとしても、何かにつけて現在の社会から受ける評価を自己評価に組入れることを要求されるので、誤った「優れた能力」という概念にいちいちつきまとわれることになる。
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Eマウント ピンホールカメラの広角化
前回はレンズキャップ前面をピンホール面としたため、フランジバック+レンズキャップの厚みで焦点距離 25mm 相当だった。これはこれでよいのだが、せっかくなのでもっと広角化したくなった。超広角でもピンホールならディストーションゼロなのだ (そもそも解像度が足りないが)。
適当に図面をひいた感じだと、14mm 程度までならレンズキャップにケラれず、マウント内部構造にも干渉しなそうということがわかった。これをもとに作ってみる。マウント内部には電子接点があるのでこれを避ける必要がある。
どうやって 14mm の位置に穴をあけるか
基本はマウントキャップで、これ加えマウント側に突き出す筒を作る。といっても元々マウントキャップ自体に突き出し分があって、この突き出し分はマウント内部の電子接点ぎりぎりの長さになっているので、この筒の長さでつくれば良い。回転して固定するマウント形状上、干渉せずにこれより焦点距離を短くするのはむずかしい。
ピンホール径
(2 * Math.sqrt(14e-3 * 550e-9)) * 1000 で計算すると最適なピンホール径は 0.175mm。
先端 0.1mm・30°のVカッターを適当に切り込めば最適な穴があけられるのではないかと考えたが、無理だった。どうしても0.2mm以上になってしまう。
結局は諦めてφ0.2mmの穴で妥協した。
撮ってみる
ごらんの通りで周辺光量減光が激しい。この写真はシーン的に中央に暗い被写体があって全体的に比較的バランスがとれているが、もっと均一なシーンだと周辺が真っ暗になる。
周辺部分も写ってないわけではないので何かにケラれているわけではないようだ。おそらく板厚 0.1mm だと厚すぎるのだろう。少しイメージサークルの中心が上にずれているように見える。正確に中心をとっていないから。
厚さ
ピンホール径 d、厚さ t のときの最大画角は
Math.atan( (d/2) / (t/2) ) * 2 * 180 / Math.PI;
d=0.2 t=0.1 だと 126度。これは光線が届くぎりぎり、光学的には写るという意味で、つまりケラれない範囲。14mmのときの対角画角は114度なのでケラれているわけではなく、写ることは写るのだが、実際は板厚による口径食が起こるため薄ければ薄いほど良い (はず)。
しかし手元には T=0.1mm のものしかないので、エンドミルでφ1mmほど0.5mmほど削ったりしてみた、がいまいち効果はなかった。むずかしい。合計で10個以上穴をあけている気がする。0.1mm 未満の工作は 10x ルーペで確認しても細かいところまで完全にわからない。0.05mm の板で試してみたいけど、あまり売ってないのと、そこまでやることではないよなという気持ちがある。
ちなみにピンホールガチ勢は T=0.03mm ぐらいらしい。ステンレスだと「シム」として 0.05mm までは買いやすいが、それより薄いのはむずかしい。アルミホイルだと 0.035mm などの製品も安いが、コシがなさすぎるので結構むずい (穴があけにくい) と思う。
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長波JJY・短波JJY (標準電波) をWebAudioで聞く
長波JJY (40kHz/60kHz)
https://play-morse.lowreal.net/jjy.html
現行 JJY
- 15分、45分のコールサイン送出
- できるだけ高精度に送出する
あたりにこだわって実装してみた。基本的には JJY を CW モードで聞いている状態を再現するというコンセプトだけど、出力周波数を 13333 に設定すれば、よくあるヘッドフォン端子から3倍高調波 (約40kHz) を出すみたいのもできるはず。
このJJYはかなり単純かつ速度が遅いので人力でもデコードできそうですね。
短波JJY(10MHzなど)
https://play-morse.lowreal.net/vhf-jjy.html
2001年に停波・閉局してしまった短波 JJY を Wikipedia の解説をもとに実装してみました。といっても自分では聞いたことがないのであってるのか謎なんですが……
当時使われていた音声がアーカイブとして残っていてダウンロードできるのですが、再配布できないため音声送出は未実装になっています。
現行 JJY は聴覚受信してみるとリズムが不安定なうえに変化がなさすぎるので、聞いていて面白いのは短波 JJY のほうですね。1秒音が目立たないこと、1分ごとに追加の音、5分ごとに大きく音が変わり、10分ごとに呼び出し符号が入って、1時間ごとに無音となるので、BGMとして便利な気がします。
オマケ:時報
https://play-morse.lowreal.net/jiho.html
NHK の時報 + NTT の時報をミックスしたような時報。
- 0/30 の3秒前から 440Hz
- 10秒ごとに 880Hz
- 秒は 1760Hz
開成町あじさいまつり
農道沿いにひたすらあじさいが植えてある。完全に直射日光下なのであじさいの花も咲きはじめて少し時間が経過したものは日焼けしてる。
行ってきたのは今回で2回目。前回は曇りだったけど、今回は快晴でとても暑かった。富士山方面まで晴れ渡っていたので富士山がよく見えた。
小田急開成駅から歩いた。写真にもあるが2km弱ぐらい歩く。
途中にある吉田神社。
帰りは新松田駅まで歩いた。歩く場合開成駅のほうが会場までの案内があるので開成駅のほうがいいが、距離は実際ほぼ変わらない。
開成町瀬戸屋敷風鈴まつり
あじさいまつりのついでに寄ってみた。はじめて行った。そんなに広いわけではなく、駅からも遠いんだけど結構人がいて賑わっていた。
井戸がまだ可動で、しかも自由に汲み上げてよいようになっていて珍しい。実際ちゃんと汲み上がる。トトロとかに出てくる手押しポンプ。
開成町はあじさいまつりもそうだけど、近年の人造観光イベントがちゃんとしてて、何か仕掛けがありそう。イベントごとのウェブサイトもモダンな感じ。
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久しぶりに A3ノビにプリントをしてみたけど、それほど感動がなかった。というより「思ったよりしょぼいな」ぐらいに感じてしまう。A3ノビだと 24in モニタとあまり変わらない大きさなので、4K モニタなら解像度的にはほとんど十分な一方、コントラスト比は紙だと下がる。
こうなるともうプリントする意義ってのは低コストに常時表示できるぐらいしかない。写真展なんかも8K32inモニタを並べたほうがクオリティ高そう。
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一度セットアップした Raspberry Pi を使いまわす
Raspbian を書きこんで適当にセットアップする
NOOBS は使わないこと。
SDカードのコピー
dd で普通にもってくる。
$ diskutil list $ diskutil umountDisk /dev/disk2 $ sudo dd if=/dev/rdisk2 of=raspi.img bs=1m
raspbian-shrink で書きこみサイズを減らす
dd をそのまま書きこんでもいいのだが、SDカードの容量分書きこむハメになる。ほとんど無意味な情報を書きこむことになるので大変アホっぽい。
raspbian-shrink というツールを使うと大幅にイメージを小さくできる。Mac の場合は以下の手順に従う。
https://github.com/aoakley/cotswoldjam/blob/master/raspbian-shrink/raspbian-shrink-mac.txt
Docker が必要なので、適当にいれておく。homebrew なら
brew install docker brew cask install docker
あとは手順に従うだけ。一度セットアップしておけばコマンドライン1発でshrinkできる。
領域自動拡大
一度セットアップしたイメージから起動するとファイルシステムの自動拡張が行われない。一度だけ行われるようになっているから。これを初期状態に戻す。
FAT でマウントされる /boot/cmdline.txt に以下を追記する。init_resize.sh は初回だけパーティション拡張を行い、/boot/cmdline.txt を書きかえる動作をする。
init=/usr/lib/raspi-config/init_resize.sh
別の SD カードに書きこむ
作った .img を Etcher を使って書きこむ。配布されているイメージと同様。
小田原
開成町のあと小田原にも行ったのだった
小田原城 → 報徳二宮神社 → 御幸の浜 と歩いた。
小田原城はあじさいと花菖蒲が咲いていて人が多かった。
御幸の浜ははじめて。思ったより海が近いことがわかった。
小田原駅から小田原城へ歩くと1分に1度は灰皿
小田原駅を降りてまっすぐ小田原城に行こうとすると「錦通り(?)」を歩くことになるが、この通りは治安が悪いのでやめたほうが良い。店前にいちいち灰皿が置いてあり、路上喫煙者で溢れているので極めて不愉快。主観的にはほんとに正気とは思えないぐらい路上に灰皿が設置してある。ビビる。
客観的にどのぐらい置いてあるのか気になったので、Google ストリートビュー(2017年2月撮影)で駅前の錦通り入口から城までの400mほどの路上灰皿を数えてみると6個。しかも1つの交差点から次の交差点までの間に3つある道もある。平均的に歩いて1分に1度は灰皿と出会い路上喫煙の被害をうける。
ちょっと調べてみたが、小田原市は「小田原市きれいなまちと良好な生活環境をつくる条例」というのがあり、以下のように書いてある。
「錦通り(?)」はここでいう「環境美化促進重点地区」に入っている。一見すると喫煙を禁止していそうなことが書いてあるのだが、要約すると灰皿が設置されていれば路上でも吸い放題というルール。
もともとの治安が悪すぎて、まずは歩行喫煙をなくそうという趣旨なのかもしれないが、こういう路上喫煙の「おすみつき」を与えているため余計に灰皿設置が多いと思われる。
ところでこれは2009年からの制度らしいが、導入時にこんな記事があった。
「JTから寄贈された灰皿」だそうです。よかったですね。
こんな制度8年もやってて改善しないのはすごいな小田原市って感じ。外からきた観光客は市民ではないわけで、どう働きかけしようもないけど、旅行にいって不愉快は思いをするのは気が滅入るので、小田原観光はお勧めしない。
ちなみにこれを避けて駅から小田原城に行く経路で正しいのは駅をでて右の「お城通り」(線路沿いに南下) を歩いて北入口に行く経路で、こちらは比較的平和。
蛇足
直接関係ないことだが、飲食店の分煙でも嫌な思いをした。駅前の外食チェーン店に入ったら禁煙席までタバコの臭いが漂っていた。小田原は神奈川県なので「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」により結構厳しい分煙基準がしかれているはずなのであまり警戒してなかったが、守れてないように思えて残念だった。結局その店は出て他の店にしてしまった。
いずれにせよもう小田原に行くことはないだろう。
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熱海
1泊で熱海にいった。
来宮神社
今まで見た神社のなかで一番演出が近代的な感じだった。全体的にやたらセンスよくデザインされているというかなんというか…… 奥の大楠の前ののれんの演出とか案内板とか。参集殿が新しくて喫茶が併設されている。パンフレットも普通のと違った折りサイズなので目をひく。
Instagram 最適化用の自撮り用のスタンドが各所に置いてあった。PhotoStand と書いてある自撮り棒なしでスマフォをたてて独りで撮影できるようになってる。
湯前神社
大湯間歇泉のすこし上にある神社。
NHKラジオ熱海中継局
特にこれを見にいったというわけではないんだけど、秘宝館のある山の上にあって熱海市内だとほとんどどこからでも見えて目立つ。Google Maps だとここ
キャパシティハットがついてる。1161kHz で波長 258m。空中線電力は 100W らしい。NHK熱海錦ヶ浦テレビ中継局も同じ場所にあるのだが、木に遮られて下からはほとんど見れない。
熱海城
熱海は城下町ではなくてこれは昭和34年に観光用に作られた城なんだけど、完璧な昭和の観光スポット感がものすごかった。なんのコンセプトもなくてカオスな感じ。間違いなくハズれ観光スポットなので、そういうのが好きな人向けといえそう。
来宮神社の、由緒的にいったら圧倒的に古いにも関わらず統一された近代的なデザイン感と対照的で逆に面白いともいえる。
『新装版 不安でたまらない人たちへ やっかいで病的な癖を治す』を読んだ
これを読んだ。おおむねOCD(強迫性障害)の治療についての話。原著は1997年なので丁度20年前の本。
なぜOCDを題材とするか?という疑問があったけど、本文中で理由も述べられていた。「プラセボが効かない」「症状を患者自身で自覚できる」「脳のPET検査に症状がでる」あたりから科学的に効果が検証可能であり、治療の結果として患者の意思と行動により脳で起こっている症状を改善できる (思考と行動により脳の活動を変化させて治療することができる) ことがわかったから、と理解した。
OCDがメインだけど、他のことにも応用できると書いてある。他のことに応用するときに重要なのは、自分がそれを直したいと思えるか。
本文は繰り返し繰り返し症例 (具体例) と4段階法の実践方法が書いてある。ひたすら繰り返しなので飽きるっちゃ飽きる。
認知行動療法
この本はだいたいは行動療法と書いてあるけど、認知行動療法とあまり区別されてはいない。
「公平な観察者」(アダム・スミスの概念) を有効活用・強化し気付き(マインドフルネス)を得ることが重要とのこと。昨今のマインドフルネスの流行りにのって新装版が出たのかな?
公平な観察者
元々はアダム・スミスが言いだした概念らしい。アダム・スミスといえば「神の見えざる手」の人で、自分の中では「市場原理の人」というイメージから経済学の人だと思っていたが、哲学者だったようだ (常識なんだろうが)。
「公平な観察者」は自分のなかにある利害から独立して客観的に自分を判断する存在。なんとなく確かにそういうものは自分のなかにはあることはわかる。表層的な行動、というよりも自動的な反応に対して、一方でそれを認知し正確な判断をし、善し悪しの裁定を行う。
マインドフルネスって言葉が流行ってるけど、瞑想と混同されている。瞑想はつまり「公平な観察者」の能力を高める方法論なのではないかと思う。反応の前に確実に公平な観察者の裁定を行い、行動する。そのために一旦は刺激は受容したうえでおいておく。というか「公平な観察者」と「気付き (=マインドフルネス)」はほぼ同じもので、公平な観察者の能力に注目したものがマインドフルネスではないかと思った。まぁ言葉の定義よりも心を鍛えよという話なのだが……
賢明な仲裁者
新装版だと前書きにこういう言葉が増えているが、この本だと公平な観察者との違いがいまいちわからなかった。
熱海の朝焼け
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しばらく写真を現像時にあまりいじらないようにしてたけど、やっぱそういうんじゃないなと思ってやめることにする。しかし積極的にいじっていこうってのもおもいのほか難しい。「現実を優先すべき」という固定観念にとりつかれており (撮って出し信仰の亜種)、これをふりはらって「こういう絵が好きなんだ」とするためには自信が必要だろう。
一見した自然さよりもフィクション感のほうが好きだなと思う。高解像度で、はっきりとした現実感があるにも関わらずフィクション的な絵にすると、現実をゲームのレンダリングエンジンで見ているようで面白い。元気なうちは、眼で見れるものはそのまま眼で見れば良いのであって、レンズを通さなくて良い。
とりあえず Lightroom のクロスプロセス3種が結構良いので雑に適用してからハイライト・シャドウの色相いじったりするのが早い。