2016年 12月 16日

ハイターの種類と選びかた。最も汎用性が高いのは

花王の漂白剤シリーズに「ハイター」というのがあるが、種類がいっぱいあってよくわからない。というところだけど、実は公式のFAQに一覧があって、どのように成分が違うのかと用途が記載されている。

大きな違いは「界面活性剤」の有無になる。汎用性が高いのは含まれていないほうなので、とりあえず買うなら「ハイターE」「月星ブリーチC」あたり、「ハイターE」は一般向けだと「ハイター 衣料用漂白剤」になる。

【業務用 衣料用塩素系漂白剤】ハイターE 5kg(花王プロフェッショナルシリーズ) - 花王

花王

5.0 / 5.0

なお基本的に「ハイター」には塩素系を期待すると思うが、酸素系の「ハイター」も存在しているので注意が必要。

消毒用途では基本的に10倍希薄して使うことになっている (商品は6%だが、塩素は揮発してしまうため 5% 扱いとする)。0.5%以上 (5000ppm) の濃度で使用しても消毒効果は上がらず、残ってしまう時間が長くなるだけなので、必ず守る。

なお次亜塩素酸ナトリウムが重宝される理由としては、蛋白質と接触すると食塩に変化するため残留リスクが低いことにある。

ref

2016年 12月 15日

IPv6 対応にした

さくらのVPSのウェブサーバでIPv6の接続をうける | tech - 氾濫原 で、IPv6 アクセス環境がないと書いたが、スマフォで簡単に IPv6 接続できることを知った。

APN 設定

IIJ mio の場合、APN の設定で IPv4/IPv6を選ぶだけで優先的に v6 接続されるようになる。

全ホストの IPv6 対応

自力で確認できる環境が身近にあることがわかったので、このサーバでホストしているホストを IPv6 対応してみた (もとも IPv6 インターフェイスも listen してるので単に AAAA レコードをひけるようにしただけ)

ちゃんと接続されてるのか?

見た目が何も変わらないのが正しい状態なのだけど、IPv6 接続されてるのかよくわからないので、仕掛けをしてみた。

判定は単に REMOTE_ADDR を見て、IPv6 アドレスだったら IPv6 接続と判定する。: を含んでいたら IPv6 と判定するようにする。

このサイトの場合、ページ全体をキャッシュしているため、内容をIPv4/IPv6で出しわけると持つべきキャッシュが倍になってしまい現実的ではない。ということで、以下のようにした。

  • CSS で適当なところに content: attr(data-ip-info); と書いておく
  • JS で接続情報を取得するエンドポイントを叩き data-ip-info を埋める

ref

MH-Z19 という格安 CO2 センサを読んでみた

郑州炜盛电子科技 という会社の MH-Z19 という CO2 センサを買ってみました。Aliexpress で $22 ぐらいでした。

  • 非分散形赤外線吸収式
  • 電源は 3.6〜5V
  • インターフェイスは UART または PWM 3.3V
  • プリヒートは3分
  • 温度補正あり。精度は±50ppm + 5%

5V の電源と 3.3V のインターフェイスが必要ですね。

とりあえず動かしてグラフ化

Ruby 用のライブラリを書いて読みだして、GrowthForecast に投げてみました。Raspberry Pi 上で動かしています。シリアルは USB 経由で、PWM では GPIO 経由で読んでいます。

結構おもしろくて、人がいるかいないかはグラフから一目でわかるレベルです。換気するとそくざに値に反映されるのもおもしろいです。

Ruby 用のライブラリ

Ruby で読み出し用のライブラリを書いてみました。

Serial 経由の読みこみとPWM (Linux のみ。sys/class/gpio 経由) どちらとも実装してあります。

PWM

Serial は仕様書通りに書いただけですが、PWM はちょっと工夫がいるのと、データシートそのままだとちゃんと値がでず試行錯誤したのでメモしておきます。

/sys/class/gpio でのエッジトリガ

PWM はエッジトリガをしかけて時間をそこそこ正確に計測する必要があります。Linux の GPIO でやる方法がわからなかったので、ちょっと調べて以下のようにしました。

  • "/sys/class/gpio/gpio#{pin}/direction" を in に
  • "/sys/class/gpio/gpio#{pin}/edge" を both に
  • "/sys/class/gpio/gpio#{pin}/value" を開いて fd を取得
  • select でエッジを待つ
  • read で内容を読む
  • seek で戻す
  • select に戻る

select でブロックしてエッジが検出されると制御が戻ります。read したあと seek で戻さないと、次の select でブロックせずビジーループになってしまうようでした。

def self.trigger(pin, edge, timeout=nil, &block)
	self.direction(pin, :in)
	self.edge(pin, edge) #=> write "/sys/class/gpio/gpio#{pin}/edge"
	File.open("/sys/class/gpio/gpio#{pin}/value", "r") do |f|
		fds = [f]
		buf = " "
		while true
			rs, ws, es = IO.select(nil, nil, fds, timeout)
			if es
				f.sysread(1, buf)
				block.call(buf.to_i)
				f.sysseek(0)
			else
				break
			end
		end
	end
end

処理速度が不安でしたが、1ms 単位でとれれば十分なので Ruby + /sys/class/gpio でも十分でした。

PWM の場合の計算方法

データシートだと以下の計算式になっています。ここで th は PWM の high の時間、tl は low の時間、ppm は CO2 濃度です。

ppm = 2000 * (th - 2e-3) / ((th + tl) - 4e-3)

が、どうみてもデータシート通りの値がでてきませんでした。どうやら型番が一緒で、検出レンジが 0〜2000ppm のものと、0〜5000ppm のものがあるようで、2000 の部分を 5000 にするとうまく計算できました。

キャリブレーション

シリアル経由だと、ゼロ補正とスパン補正というのがあります。仕様書にどうやってキャリブレーションするか書いてないのですが、おそらく以下の手順です

  • CO2 がない環境 (窒素100%とか) でゼロキャリブレーション
  • 既知のCO2濃度の環境でスパンキャリブレーション (スパンキャリブレーション時に既知の濃度を渡します)

↑ の手順おそらく間違いなので以下の正しいと思われる手順を書きます。MH-Z19B のデータシートの手順です。

  • CO2 濃度が 400ppm の環境でゼロキャリブレーション
  • CO2 濃度は 2000ppm の環境でスパンキャリブレーション (1000ppm 以上の既知の濃度を使うこと)

まぁキャリブレーションは難しいのですが、一定期間内の最低値を外気のCO2濃度 (約400ppm) とみなしてときどき自動で補正していく方法もあるようです。

気象庁の二酸化炭素濃度のグラフを見る限り、近年は 400ppm 程度のようです。季節変動もみられますが、センサーの精度よりも小さいので無視できます。

二酸化炭素濃度の基準

ビル衛生管理上では 1000ppm を目安に換気せよと書いてあります。これは二酸化炭素の影響だけではなくて、これを目安として他の有害物質の滞留を防ぐという意味合いもあるみたいです。

また CO2 単体でも 2000ppm以上になると自覚できる症状が現れることがあるようです。

ref.

2016年 12月 14日

h2o の ssl-session-resumption のストア先を memcached に

internal がデフォルトで、特に問題もないしずっとこれにしていたが、h2o が再起動されるたびにキャッシュが消えるのではないか? どうせ memcached も起動してるのでそっちにストアすべきではないか? と思いはじめたので変えてみた。

まぁ弱小ウェブサイトだとそもそも resumption かかるようなことがぜんぜんないので意味ない。Google Bot も分散アクセスのせいか全く resumption しないし。

2016年 12月 12日

Lightroom で webp の一発書きだし

webp のインストール

homebrew で入れる。

$ brew install libtiff
$ brew install --HEAD webp
    • HEAD つけないとコンパイル済みの TIFF 非対応バイナリがインストールされるので注意

Export Actions にシェルスクリプトを置く

~/Library/Application Support/Adobe/Lightroom/Export Actions

にスクリプトを置くと、書き出しダイアログで選べるようになる。書き出したあとスクリプトの引数に現像済みファイル名が渡されるので、これを処理するようにすればよい。

以下のようなファイルを webp.rb という名前で Export Actions フォルダに保存して実行属性をつけておく。

#!/usr/bin/env ruby

require 'logger'

logger = Logger.new('/tmp/webplog')
logger.info ARGV.inspect

begin
	ARGV.each do |f|
		dir = File.dirname(f)
		out = File.join(dir, File.basename(f, ".tif") + '.webp')
		logger.info "%s => %s" % [f, out]
		IO.popen([
			'/usr/local/bin/cwebp',
			'-metadata', 'all',
			'-preset', 'photo',
			'-q', '90',
			'-o', out,
			'--',
			f
		], :err=>[:child, :out]) do |io|
			while l = io.gets
				logger.info l.chomp
			end
		end
	end

rescue Exception => e
	logger.fatal e.inspect
end

Lightroom の書き出し設定

ファイル設定

  • TIFF
  • 8 bit/チャンネル

として

「後処理」で「webp」を選ぶ

で書きだし。

問題点

EXIF が消える。cwebp が TIFF の EXIF デコードに非対応のため

h2o の proxy.reverse.url で localhost を指定していたら確率的に connection failure

リバースプロキシとして使っている h2o で

proxy.reverse.url: http://localhost:5001/

みたいに書いていたら確率的に connection failure がでて悩んだ。結局

proxy.reverse.url: http://127.0.0.1:5001/

で解決

なぜこうなったか

/etc/hosts に ::1 localhost のエントリ(IPv6)があり、h2o は解決したアドレスのうちからランダムに1つ選択するため。プロキシ先のバックエンドサーバは IPv6 を bind しておらず、::1 が選択された場合に接続に失敗していた。

メモ

h2o で listen するポートを増やしたときは master プロセスの再起動が必要

start_server が listen してないポートは以下のようなエラーになる。

cp socket:(null):80 is not being bound to the server

h2o は SIGHUP で graceful restart が可能だが、listen するポートが変わった場合は実際にlistenしている親プロセス (start_server プロセス) の再起動が必要になる。

nginx をアンインストール

これまで HTTPS (443) だけ h2o で処理していたが、nginx に使ってるぶんのメモリ量がMOTTAINAIのでh2oだけでやるようにした。さようなら nginx。

複雑なことをしているホストは全くなかったので普通に書きかえていっただけ

2016年 12月 11日

さくらのVPSのウェブサーバでIPv6の接続をうける

最初からアドレスついてたので意外とやることない。

ifconfig すると既に v6 のアドレスがついている。Scope:Global になっているやつがグローバルIPアドレス (正確にはグローバルユニキャストアドレス)

inet6 addr: 2001:e42:102:1807:160:16:210:51/64 Scope:Global

これを該当ドメインの AAAA レコードでひけるようにする。

nginx

nginx -V の結果に --with-ipv6 があることを確認する。

server {
    listen   80; 
    listen [::]:80;
    ...
}

という感じにして ipv6 側もlistenするようにする。

h2o

listen: 80 と書いてる場合、デフォルトで v6 も listen するようになっているのでやることはない。

DNS サーバの IPv6 対応

ここでの「DNS サーバの IPv6 対応」はDNS サーバへの通信が IPv6 でできるかという話になるが、value-domain の NS1.VALUE-DOMAIN.COM とか、さくらインターネットの ns1.dns.ne.jp は対応していないっぽい?

IPv4 で解決できるなら別に問題ないんだけど、IPv6 オンリーの環境 (あるの?) からだと名前がひけないことになる。

確認

http://ipv6-test.com/validate.php これが便利

備考

自分に IPv6 アクセス環境がないので、とりあえず1つのドメインだけ対応させた。現状ではとくに IPv6 の対応したからといってメリットがないのが微妙。。。

サイトの負荷のシミュレーション

どのぐらいまで生きていられるのか気になったので試してみる。wrk を使う (ab だとうまく高負荷にできなかった) wrk は brew で入る。

ベンチの際いくつか注意する

  • Transfer/sec が十分に低いこと
    • 帯域を使いきってると負荷をかけきれない
  • Non-2xx or 3xx responses がではじめたら限界
    • 発生しなかったときは表示されない
$ wrk -c 170 -d 10s -t 16 https://...
Running 10s test @ https://...
  16 threads and 170 connections
  Thread Stats   Avg      Stdev     Max   +/- Stdev
    Latency   164.27ms   64.53ms 852.22ms   80.26%
    Req/Sec    61.56     22.99   170.00     72.60%
  9278 requests in 10.10s, 44.31MB read
  Non-2xx or 3xx responses: 22
Requests/sec:    918.52
Transfer/sec:      4.39MB

日記システムは、これぐらいでCPUは使いきってちょいちょいエラーが発生する感じだった。

ヤフー砲が瞬間最大で100req/sec、継続的に30req/secぐらいらしいので、現実的にはこの日記が負荷で死ぬことはまずなさそう。他のサービスも同居してて相互に影響してる(バックエンドプロセスのワーカーを共有してる)けど。