子どもがデカくなってきており集中して勉強できる「子ども部屋」が必要なのではないかという話になった。引っ越しも検討したけど、学区や家賃の問題があり、なんとか高校入学まではこのままでいけないかということに。

ということで自宅内のリレイアウト(模様替え)だけで「子ども部屋」を捻出することに。

基本要件

  • 子どもが寝るベッドを分ける
  • 勉強できるスペースをつくる

基本方針 (スペースの捻出)

  • ダイニングテーブルをなくし、リビングと食事スペースを統合する
  • その分のスペースを活用できるようにすべての要素を再配置する


事前に家具と間取りを Fusion (3Dモデリングソフト) でモデリングし、なんとか良い配置にならないか机上で試行錯誤してから着手した。だいたい1~2ヶ月ぐらいかけてマイグレーションしていった

フェーズ0

作業前

  • ダイニング: 部屋A
  • 仕事部屋: 部屋B
  • リビング: 部屋B
  • 寝室(子ども): 部屋C
  • 寝室(親): 部屋C

フェーズ1

ダイニングテーブルの廃棄とリビングの再配置

  • ダイニングテーブルの廃棄・椅子の廃棄
    • でかすぎるものは粗大。椅子はちょっと破壊して普通ごみ
  • リビングスペースの移設
    • テレビ台など
      • 放送設備は壊れていて見れない(見ない)ので配線を削除

一時的にローテーブルとアイロン台で食事をとるということに (のちに折り畳み式のローテーブルを買う)

  • リビング: 部屋A (ダイニング統合消滅)
  • 仕事部屋: 部屋B
  • 空きスペース: 部屋B
  • 寝室(子ども+親): 部屋C

フェーズ2

ベッドの移動。シングルベッド+セミダブルベッドを並べて3人で寝ていたのを、独立させる。(シングルベッドに子どもを寝かす予定だが、一旦自分がシングルに寝る)

  • リビング: 部屋A
  • 仕事部屋: 部屋B
  • 寝室(自分): 部屋B
  • 寝室(子ども+母親): 部屋C

フェーズ3

寝室にあった子どもの机と棚の移動。一旦リビングに移動

寝室にスペースができる。

  • リビング: 部屋A
  • 仕事部屋: 部屋B
  • 寝室(自分): 部屋B
  • 寝室(子ども+母親): 部屋C
  • 空きスペース: 部屋C

フェーズ4

寝室へ自分の作業机などをすべて移動

  • 寝室が仕事部屋になる
  • 壁柱などの移動があるのでかなり大変
  • リビング: 部屋A
  • 寝室(自分): 部屋B
  • 空きスペース: 部屋B
  • 寝室(子ども+母親): 部屋C
  • 仕事部屋: 部屋C

フェーズ5

「子ども部屋」の構築

3Dプリンタなどの移設。これはもともとあった部屋に残すのですこし位置をずらすだけ、、だけどベッドなどの兼ね合いで割と大変

子ども机を新たに買って、今までのものは棚として再配置し、勉強スペースを作る

  • リビング: 部屋A
  • 寝室(自分): 部屋B
  • 勉強机: 部屋B
  • 寝室(子ども+母親): 部屋C
  • 仕事部屋: 部屋C

部屋Bの半分ぐらいが「子ども部屋」として機能するように。ただまだ自分が「子ども部屋」のベッドで寝ている状態。タイミングをみて寝る場所を入れ替える。

2021年から使っているNASのHDDの音が気になるようになってしまった。作業部屋を移動したからかもしれないがなんとかすることに。

玄関に追い出す

箱に入れるとかも考えたが、同じ部屋に置いておくのは無理という結論にいたり、玄関に置き場所を確保した。

そのうえで 10Gbps の LAN をどうするかという問題に対処することに。

10Gbps 接続の選択肢

今までは 1m の DAC (ダイレクトアタッチケーブル) を使っていたが、玄関まで配線しようとすると 7m ぐらい必要。あんまり長い DAC よくなさそうだし高いので、この時点で排除して2択

  • AOC (Active Optical Cable)
    • 両端 SFP+ でケーブルは光ファイバ。光コネクタがなくて直結している。DACみたいに使える
    • 若干安い
  • 10GBASE-SR トランシーバ×2 + 光ファイバーケーブル
    • 一番汎用性が高い。光コネクタとかを理解する必要がある

一応 10GBASE-T のトランシーバ×2 + CAT6 LAN ケーブルという選択肢もあるかもだけど、消費電力は高いしコストも高いし信頼性も低いので新規導入では選択肢に入らないと思う。

結論としては 10GBASE-SR にした。

10GBASE-SR と光コネクタと光ファイバー

10GBASE-SR の SR は Short Range の略。MMF(マルチモードファイバー)というコアが比較的太くて機械的精度要求が低い光ファイバーを使い、300mぐらいまでの通信に使えるものらしい。意外とコスト低め。家庭内では十分

SFP+ の場合、光コネクタは LC を使うのがデファクトスタンダードらしい。

光ファイバーは OM3、OM4、OM5 などがマルチモードファイバーの規格名のようだ。数字が大きいほど性能が良いが、OM3でも十分なので一番安いのを選べばよい。つまり LC/LC OM3 となっている光ファイバーを買えばいい。

光ファイバーケーブルの接続

送受信で別々のファイバーを使うので、2本必要。duplex と書かれたものを買う。両端でペアになるように部品がついている。そしてペアのどっちがどっちのケーブルかわかるようになっている。そしてこれらはクロス接続する必要がある。

ただ今回買った光ファイバーは最初からクロス接続になるように配線されていた。買ってそのまま挿せばいいだけだった。

問題なくおわった

何もハマることなくすんなり接続できた。SFP+ はベンダーロックとかがあったりするので不安要素が多いのだけど、今回は大丈夫だった。

光ファイバーは最小曲げ半径が 7.5mm らしく意外を曲げられるようだ? しかしなんとなく銅線よりも取り回しに気をつかってしまう。

これで電気的に絶縁されて接続されてると思うと気分が良い

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経済的独立 (FIREのFIの部分)の文脈では「月1万円の支出削減は資産400万円を増やすのと同じ効果」があるといえる。

これは いわゆる「25倍ルール」 ないし 「33倍ルール」 から考えられる。

25倍ルール・33倍ルールとは

25倍ルールは、年間支出の 25倍の資産 があれば、資産の4%を毎年取り崩しても一生暮らせるという目安。「4%ルール」に基づくもの。

より安全に見積もりたい場合、資産の3%しか取り崩さないとすると、必要資産は 年間支出の33倍。国内だと税制やらなんやらで3%で計算しろとかなんとか。

たとえば年間400万円の支出 (税金や社会保険料なども含む) がかかるとすると

  • 25倍ルール → 1億円(400万 × 25)
  • 33倍ルール → 1.32億円(400万 × 33)

で無収入でも破綻しなくなる (破綻するかどうかは実際は確率の問題だが)

月1万円削減が資産400万円に相当する、とは

月1万円の支出を減らすと

  • 月1万円の支出削減 → 年間で12万円の削減
    • 1万円 × 12ヶ月 = 12万円
  • 25倍ルールを適用すると、必要な資産は:
    • 12万円 × 25 = 300万円
  • 33倍ルールを適用すると:
    • 12万円 × 33 = 396万円(約400万円)

月額1万円を得るのために400万円の資産が必要、ということは、逆に見れば「月1万円の支出を減らすと、300〜400万円の資産を持っているのと同じ効果」といえる。

なぜこの考え方が重要なのか?

資産を300〜400万円増やすのは自明に大変だが、月1万円の削減なら比較的簡単である。見方を変え、月あたりの1万円には資産換算で400万円という価値があると感じることができれば浪費により強いブレーキをかけることができる。

逆に月1万円の収入には400万円の資産と同等の効果があるともいえる。キャッシュフローの重要さが身に染みる。

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  3. 月1万円の支出削減は資産400万円に相当する

ファイナンシャルプランナーって信用できないじゃないですか。信用できるかどうか判断するためには相手と同等以上の金融知識が必要になる。人間には利害関係があり、不動産屋と金融屋は特に倫理観がないので、利害関係がない分、たとえハルシネーションがあったとしてもLLMのほうがマシだと考える。

ということでMoneyForward ME の家計簿データをLLMに診断してもらうということを考える。

MoneyForward ME の家計簿データを一括でダウンロードするブックマークレット

https://gist.github.com/cho45/e0ed3e408f87ab9a5c29e2d612db82ab

過去1年分の取引履歴CSVデータを結合したものと、資産推移を以下のような形式で一括でダウンロードする。transactions 以下は構造化されていないCSVがそのまま入っている。

これ自体も Claude Code に指示しつつ書いたのでほぼ手は入れてない。

### JSON構造

```json
{
  "exportDate": "2024-08-29",
  "period": {
    "from": "2023-09",
    "to": "2024-08"
  },
  "monthlyAssets": [...],
  "transactions": {...}
}
```

### フィールド詳細

#### `exportDate`
- データを取得した日付(YYYY-MM-DD形式)

#### `period`
- `from`: 取得期間の開始月(YYYY-MM形式)
- `to`: 取得期間の終了月(YYYY-MM形式)

#### `monthlyAssets`
月末時点の資産データの配列。各要素の構造:
```json
{
  "date": "2024-08-31",
  "assets": {
    "現金・預金": 1000000,
    "投資信託": 500000,
    "株式": 300000,
    "その他": 50000
  }
}
```

#### `transactions`
取引履歴データ:
```json
{
  "format": "csv",
  "encoding": "utf-8",
  "successCount": 12,
  "failedMonths": [],
  "rowCount": 365,
  "data": "\"計算対象\",\"日付\",\"内容\",\"金額(円)\",\"保有金融機関\",\"大項目\",\"中項目\",\"メモ\",\"振替\",\"ID\"\n\"1\",\"2024/08/25\",\"給与 ABC株式会社\",\"300000\",\"△△銀行\",\"収入\",\"給与\",\"\",\"0\",\"abc123def456ghi789\"\n..."
}
```

- `successCount`: 正常に取得できた月数
- `failedMonths`: 取得に失敗した月のリスト
- `rowCount`: 取引データの行数(ヘッダー除く)
- `data`: 実際のCSVデータ(Shift-JISからUTF-8に変換済み、ダブルクォート付き)

### CSVデータフォーマット詳細

`transactions.data` に含まれるCSVは以下の構造です:

#### ヘッダー行
```
"計算対象","日付","内容","金額(円)","保有金融機関","大項目","中項目","メモ","振替","ID"
```

#### データ行の例
```
"1","2024/08/29","コンビニA店","-500","△△銀行","食費","食料品","","0","abc123def456"
"1","2024/08/28","給与 ABC株式会社","250000","△△銀行","収入","給与","","0","def456ghi789"
"1","2024/08/27","電力会社","-8500","○○カード","水道・光熱費","電気代","","0","ghi789jkl012"
"0","2024/08/26","証券会社 積立","30000","△△銀行","未分類","未分類","","1","jkl012mno345"
```

#### 各列の詳細

1. **計算対象**: 家計簿の計算に含めるかの判定(1=計算対象、0=計算対象外)
2. **日付**: YYYY/MM/DD形式の取引日
3. **内容**: 取引の説明文(店舗名、サービス名など)
4. **金額(円)**: 取引金額(収入は正数、支出は負数)
5. **保有金融機関**: 連携している金融機関名
6. **大項目**: MoneyForwardの大分類カテゴリ
   - 例:収入、食費、住宅、水道・光熱費、通信費、交通費、税・社会保障、日用品、健康・医療、教養・教育、趣味・娯楽、衣服・美容、その他、未分類
7. **中項目**: 大項目の下位分類
   - 例:給与、食料品、家賃・地代、電気代、ガス・灯油代、インターネット、電車、所得税・住民税など
8. **メモ**: ユーザーが手動で入力したメモ(空白の場合が多い)
9. **振替**: 振替取引の場合は1、通常取引は0
10. **ID**: MoneyForward内部のユニークな取引ID

LLMへ指示をするプロンプト

家庭状況によって必要な診断が異なるので、ここに関しては↑のフォーマット情報を利用してプロンプトを生成するコードをLLMに書かせるのがよいと思う。

例えば最終的なプロンプトが以下のようになるようなコード自体をLLMに書かせる。

あなたは家計の浪費防止に特化したファイナンシャルアドバイザーです。以下のデータを基に「無駄な支出の特定」と「浪費防止策」を重点的に分析してください。

【家庭状況】
- 世帯主: 38歳
- 家族構成: 配偶者(38歳)・子供1人 (11歳)
- 住居: 首都圏、賃貸マンション(家賃月xx万円)
- 投資方針: 積極的
- 交通: 電車中心

妻と自分とで完全に財布が別で、厳密ではないが支出種別ごとに支払い者が違います。
食費や服飾費が妻、それ以外は自分という分類です。

<以下フォーマットされた分析データ>
【資産推移分析】
...

【月別収支推移】
...

【カテゴリ別年間支出】
...

【異常値・変動分析】
...

**統計的外れ値(大口支出上位10件)**
...

**カテゴリ別支出分布統計**
...

【浪費防止分析を実施してください】
1. **異常値に基づく浪費特定**: 統計的外れ値や前月比異常値から無駄な大口支出を特定。重複パターンから習慣的な無駄を抽出
2. **変動性からのリスク分析**: 月別変動係数の高いカテゴリから予算コントロールが困難な項目を特定し、安定化策を提案
...

これを ChatGPT なり Gemini なり Claude にコピペする。データからわからない前提はしっかり書いておかないと適切にならない。

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  3. 人間のファイナンシャルプランナーよりLLMのほうがマシだよね